ご縁があって、3月4日夜に行われた津軽鉄道での夜間貸切撮影会に参加させて頂いた。津軽五所川原駅構内で行われた今回の撮影会では、ラッセル式除雪車であるキ100形(キ101)とディーゼル機関車のDD350(DD352)が登場。無我夢中でシャッターを切っていると、あっという間に2時間が経っていた。

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    キ105の前面に回り込んでみると、丁度背景に北斗七星が。広角いっぱいでギリギリの構図を組んでみると、上手いこと収まった。星空と絡めて撮れるのも、街明かりが少ない地域ならではだろう。
    津軽鉄道所属のキ100形は、1968年に国鉄から譲渡されたキ120をキ101に改番したもの。元の国鉄キ100形は、国鉄初の単線用鋼製ラッセル車として1928年から製造が始まった形式である。

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    後方のDD352にも照明が当たったところで、お堅く編成全体を写してみる。シャッターを切り液晶画面を覗けば、闇に無骨な編成が浮かび上がった。

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    ある程度時間が経過し、今度はキ100形から後方のDD35を切り離し、それぞれが単体で撮影出来るような状態に。本来であればストーブ列車はこのDD352が牽引するのだが、不具合で本線走行が困難ということにより、この撮影会でご対面となった。
    現在運用中のDD352は1959年に製造され、60年以上にわたり津軽鉄道を走り続けている。また機会があれば、今度はストーブ列車を牽引する姿を見てみたいもの。

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    撮影会の最後では、キ101とDD352を並べての撮影に。津軽鉄道を影から支えるラッセル車とディーゼル機関車の勇姿を、澄み切った星空の下という贅沢な環境で堪能することが出来た。

    素敵な企画を立てて頂いた主催の皆様方、ありがとうございました。